イメージセラピー

「イメージが人を創る」「イメージが人生を拓く」と言っても過言でないほど、イメージにはパワーがあります。ましてや、催眠下で潜在意識に植え込まれたイメージは、人の思考や行動に、または筋肉運動にまで影響を与えると考えられます。これを活用して行われる心理セラピーが「イメージセラピー」です。セラピー夢で行っているイメージセラピーには、例えば次のようなものがあります。

GIFT(ゴール・イメージ・フォーカシング・テクニック)

自己変革に有効な方法です。

「なりたい自分」は、既に自分の中にあるのです。「自分が変わる」ということは、自分でない他のものに変わることではなく、忘れられていた「本来の自分」に戻っていくことです。ですから、変わることは怖いことではありません。「本来の自分」は、過去の体験の影響を受け、雲に覆われて姿が隠れてしまっているのです。

各種の方法を応用して、自分を覆っている雲を払い、あるいは日の光が当たれば草の露が消えてしまうように、悩める「今の自分」は晴れ晴れと「本来の自分」を取り戻します。

「本来の自分」はどんな人であるか、そのイメージの中に接近し、やがて合体し、「本来の自分」の感覚や感性を体験します。そのまま職場や家庭に場面を移し、今まで苦労と感じていた場面を、「本来の自分」として、これまでと違う感覚でイメージの中で体験します。

最終的には、「本来の自分」のまま催眠を覚ますか、「元の自分」に戻りたいかをご本人に選択して頂きます。

 

内的自己との対話

 誰でも潜在意識の中に、魂の歴史を共にしてきた「内的自己」を持っております。
内的自己は、どんな境遇の人生でも、自分を理解し、応援し、潜在意識から助言を与えてきた味方です。その内的助言者に、イメージの中で姿を現してもらうと、テレパシーで交信することができます。人によっては、はっきりと言葉でメッセージが受け取れる方もおります。
 内的助言者は、仙人や妖精などの人間の姿で現われることもあれば、動植物などの自然界の何かの姿をとって現われることもあります。または、光であったり、気配として現われることもあります。それでも、テレパシーの交信は可能です。
 例えば、前世セラピーにおいて、途中で恐怖感(大変なことが起こる予感に怖気づいてしまった)のため途中から先に進めなくなった方や、年齢退行セラピーで、どうしても核心場面を避けてしまうクライアントさんに対しては、「セラピー夢」では無理に進めず、「イメージセラピー」に切り替えます。そうすることによって、クライアントさんが別な位置から(安心して)、前世イメージの続きを、あるいは年齢退行場面の続きを体験し直すことができます。
 内的助言者と呼ばずに、「もう一人の自分」という呼び方でイメージの世界に呼び出すことがあります。
 そのような内的自己との対話は、クライアントさんに対してのみメッセージが返って来ますので、セラピストは通訳して頂かなければ知ることができません。もし、セラピストにも聞かれたくないことを聞いてみたい場合は、自由に交信して頂きます。
話したくないことをセラピストが無理にお聞きすることはありません。
 それによってクライアントさんがご自身で気持ちの整理ができて、感覚・感情で納得して頂くことを大事にしたいと思っております。
 また、このようにして行われるイメージの中で、亡くされた大事な人と対面し、テレパシーで交信することも可能です。

体の部分との対話

 例えば、不快に感じる体の部分や症状をイメージ化して、それと対話することができます。不快の原因や解決方法を潜在意識が知っていて、ヒントを与えてくれることがあるのです。
 これは、医療処置に替わるものではありませんので、必要な医療は必ず受けることをお勧め致します。

各種イメージトレーニング

 心と体は連動しており、臨場感あるイメージは筋肉に記憶され、運動効果に勝るとも劣らぬトレーニングとなり得ます。
 ただし、メンタルに課題がある場合など、単なるイメージトレーニングだけで不十分な場合には、年齢退行セラピーや系統的脱感作法など、その他のセラピーと併用して行うことがあります。

  • ☆ 緊張感・恐怖感からの解放
  • ☆ 目標を達成するためのイメージトレーニング
  • ☆ 盗癖や間食などの習癖を改善